ブレーキメンテナンスその2 ブレーキホース交換
2022.11.23
みなさんこんにちは! 益田店サービスエンジニアの神城(こうじろ)です。
今回はブレーキメンテナンスその2として「ブレーキホース」の交換を紹介します。
ブレーキホースはゴムでできていて、ブレーキキャリパー(ブレーキパッドを動かす部品)にブレーキフルード(ブレーキの作動油)を送る部品です。
この部品が劣化してくるとどうなるか?というと、ブレーキを踏むとブレーキの配管にはかなりの圧力がかかります。なのでホースが劣化していると破裂してブレーキが効かなくなるのでとても危険です。
そのため、定期的な交換が必要になります。
僕の86も定期的に交換していますが、サーキットを走るため、かなり負荷がかかるので交換サイクルは早めです。
これが新品のブレーキホースです。黒い部分がゴムになっています。
これは僕の86から外したホースになります。このホースはゴムの部分が金属メッシュで編みこんであるものになっていて圧力がかかってもゴムに比べて膨張しにくくなります。
ブレーキングした時の微妙なコントロールがしやすくなるので取り付けています。
ブレーキホースは前回紹介したシールキット同様とても重要な部品になるのでエンジニアから交換をお勧めされた時は検討してみてください。
スパークプラグ交換
2022.04.13
みなさんこんにちは!サービスエンジニアの神城(こうじろ)です。前回の僕のブログでは「GR商品紹介」でした。今回はクルマのメンテナンスコーナーをやりたいと思います。
タイトルでも書きましたが今回は「スパークプラグ交換」を紹介します。このスパークプラグという部品は何をしているかというとエンジン内部に噴射された混合気(ガソリンと空気が混ざった爆発しやすい気体)に電気で火をつけて爆発させる部品です。
いつもどうり僕の86を実験台にします。
なぜ今回スパークプラグの交換をしたかというと、この部品が劣化してくると着火させにくくなってエンジンのパワーが下がります。もちろん燃費も悪化します。そのため定期的な点検・交換が必要になります。僕の86も最初のころと比べてエンジンのパワーが下がってきたのと排気音が若干湿った音になったと感じたからです。
86は普通の直列エンジンではなく水平対向エンジンなので作業スペースが少なく大変でした。
これが外したスパークプラグです。写真ではわかりにくいですが電極が丸くなって斜めに削れています。
これが新品のスパークプラグです。
交換後はパワーも復活して燃費も12.9km/Lから13.1km/Lになりました。
86みたいな作業のしにくいクルマは工賃が割高にはなりますが交換するメリットがかなりありますので点検などでエンジニアから交換を勧められたときにはぜひ検討してみてください。
GR エアロスタビライジングボディコート
2022.02.09
みなさんこんにちは、カローラ益田店 サービスエンジニアの神城(こうじろ)です。
今回のブログはGR商品紹介コーナーです!
今回紹介するのは、GRエアロスタビライジングボディコートVer2です。
これは液体のクルマ用ワックスです。なぜこれがトヨタの自動車レース部門であるGRから出ているかというと、このワックスを塗ることによってボディに帯電する静電気を防止してボディ表面に流れる空気の流れを整流することで本来の空力性能を出す。というものらしいのですが、僕は流体力学は全く詳しくないのでそのあたりは説明できません。
これを塗ることで少しでもサーキットでのタイム短縮になればいいなーと思って買ってみました。
このボディコートは撥水と艶出しの効果もあります。
使ってみた感想ですが艶出しと撥水を売りにしているワックスを比べると艶出しと撥水効果は低いなと感じました。洗車ごとに繰り返し塗っていくと効果は上がってきました。(写真はコーティング一回目です)
これを塗った後少し走らせてみると確かに変化を感じることができました。すこしステアリングを切るだけでクルマが反応するようになりました。
サーキットでは試してはないですが、走らせた感じからS字コーナやシケインでタイム短縮ができそうな感じがしました。
艶出しと撥水効果を求める方はこのボディコートは満足できないかもしれませんがサーキットを走る方はおすすめできると思います。
益田店でも購入できますので気になる方は試してみてください。
ブレーキメンテナンス
2021.11.10
みなさんこんにちは、カローラ益田店 サービスエンジニアの神城(こうじろ)です。
前回はGRインジェクタークリーナーを紹介しました。今回はGR商品紹介はお休みして、ブレーキのメンテナンスについて紹介します!
ブレーキのメンテナンスといえば「ブレーキパッド」「ブレーキフルード」の交換が頭に浮かぶ方が多いと思います。
そのほかにも「ブレーキホース」「ブレーキディスク」「ブレーキドラム」「ブレーキシュー」「シールキット」「カップキット」などが消耗部品としてありますが今回は「シールキット」について紹介します。
「シールキットってなに?」という方が多いかと思いますが、このような部品になります。
この部品はゴムでできていてブレーキフルード(ブレーキ液)が漏れないようにするシール、ごみ、水分が入らないようにするダストブーツ、ゴム部品の潤滑に使う専用のラバーグリスがセットになったものになります。
この部品はどこの部品か?というとブレーキキャリパーというブレーキパッドを動かす部品についてます。
この部品が劣化してくるとブレーキフルードが漏れたり、ごみが入ったり水が入って錆びてしまい、最終的にはブレーキが利かなくなるのでオーバーホール(分解整備)が必要です。
今回、僕の86のブレーキキャリパーのオーバーホールをしました。別にフルードが漏れたり錆びが出ていたわけではないんですが、この前、サーキットに走りに行った後のブレーキ周り、足回り、エンジン周りのチェックをしているときにダストブーツがブレーキの熱でやられてしまっていたので交換しました。
早めに気づくことができてよかったですw
交換後はブレーキペダルを踏んだときの踏み応えが新品の時にもどりました。
この手の部品は不具合が出てからの交換だと手遅れになってしまう部品なので、「交換しませんか?」とお勧めされた時には検討してみてください。
益田店でもブレーキのオーバーホールができますのでご連絡お待ちしております!
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